睡眠中に10秒以上の呼吸停止が、1時間あたり5回以上ある状態を「睡眠時無呼吸症候群」(SAS)といいます。睡眠薬の多剤併用にて悪化する可能性もあり、必要に応じてSASの評価をすることも重要となります。SASにより不整脈が引き起こされたり、心不全の原因となり、突然死につながる可能性もあります。
睡眠中の無呼吸の有無や重症度、睡眠の深さなどを調べる検査を、終夜睡眠ポリグラフ検査といいます。この検査には呼吸状態を調べる簡易検査と、睡眠状態(脳波)を同時に調べる精密検査とがあります。何種類かのセンサーを着けますが、痛みを感じるものではありません。